12. 西伊豆
2011年9月
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ハイテンションで駆け抜けたR158の道のりから一転して、今年の締めとして伊豆の道をのんびり走ろう。これまでに東伊豆中伊豆を走ったので、今回は西伊豆に向かう。ついでに少しワープして、東伊豆の旧道を少し走る予定である。


前回のリバウンドで気合が入らず、今日は遅めのスタート。写真の修善寺駅を10:15に出発した。まずは船原峠を越えて西伊豆に出て、そこから松崎まで海沿いを走る。その後、婆娑羅峠を越えて下田街道に戻る予定である。
しかし、この遅めのスタートが後で大きく響くのだった。

修善寺駅からR136を南下。前に天城峠を走った時は対岸のr349を走った。天城峠に向かうR414との分岐を経て、船原峠に向かう。
11:15に写真の新旧道分岐まで到達した。旧道は伊豆スカイラインへのアプローチのr411として生きている。

船原峠に向かう旧道を走る。車はほとんど通らず、静かだ。快適に走る。

旧道分岐から15分ほど走って11:30に船原峠に到着。土肥峠とも呼ばれているようだ。残念ながら伊豆スカイラインにつぶされており、峠らしさは皆無。

峠を越えると再び旧道らしくなる。こちらの方が荒れているので、スカイラインへのアプローチとしては船原側が使用されているのだろう。
延々と旧道を走るはずだったが、気の迷いで新道へのアプローチルートに入ってしまった。下りは引き返したくないので、通行止めの可能性を考えると弱気になる。

新道を快適に下り、ちょうど正午に土肥に到着。海の向こうに富士山が見える。

R136を南へ向かう。恋人岬を過ぎ、トンネルをいくつか抜ける。ここにはトンネルを迂回する旧道があるが、残念ながらパス。抜けた先の宇久須に13:00着。

ここから古隧道が4連発。一つ目の宇久須隧道の宇久須側坑口。昭和7年竣工だ。現在も黄金崎への道として生きている。
しかし、この日は運悪くこの先で工事が行われており、黄金崎へは行けなかった。
休憩をはさみながら、安良里、田子、持越隧道と抜けて進む。どれも同じような大きさだが、異なる外見をもつ。

堂ヶ島に14:00着。昼食に予定していた店が閉店していて困った。松崎のあたりをつけていた店もことごとく閉まっている。ちょっと出遅れたかもしれない。仕方がないのでコンビニでアメリカンドッグを食べて我慢する。稲取で早めの夕食をとることにしよう。

松崎で海岸沿いを走るR136に別れを告げ、r15を走る。写真は婆娑羅峠への上り。予想通り緩やかな道で走りやすい。交通量も多くない。

15:00に婆娑羅峠に到着。前回の平湯、安房の二峠と比べると、今回の船原、婆娑羅は楽勝だ。

ちょっとだけ婆娑羅山隧道を覗きに行った
。遠目に見て満足し、現道のトンネルを抜けて進む。峠を下った先の稲梓駅から稲取駅まで輪行する予定である。

高い鉄橋を電車が行く。なかなかいい感じだが、問題はあの電車が自分が乗るべき電車ということだ。40分待ち決定である。時間ないのに。

鉄橋の高さから嫌な予感はしたのだが、稲梓駅への道のりは厳しい。残念ながら、今は時間が余るほどあるのでゆっくりと担いで上る。ちょうど電車の時間に合わせて到着し、この階段を目の前にして呆然とする、というのよりは良かったかもしれない。
稲梓駅に15:40到着。

稲取駅まで輪行し、稲取の街であきらめてのんびり食事をとる。17:00に出発。日が暮れるまでにどこまで漕げるか。

稲取からトモロ岬に向かう旧道。海沿いの気持ちの良い道だ。しかし現道に戻る際に超激坂を上る必要がある。自転車を押して上っているとどんどん日が暮れて行った。

17:30に第3回第4回の到達点である湯ノ沢の交差点に着いた。車のテールランプがついているが、日が暮れる寸前だ。ここからR135旧道を伊豆高原まで走るのだが、失敗決定である。現状をあまり下調べしなかったので、どの程度使われている道なのかもわからない。無事にたどり着けるのか。

ということでこの有様である。すぐに日が暮れてしまった。いつもよりも安全運転を心掛け、慎重に進む。

ようやく例のもののところまで辿り着いたのだが、ほとんど見えない。まあむやみにネットに上げるべきものではないだろうから、レポートとしては丁度よいだろう。

そしてなんとか赤沢の旧道入口まで辿り着いた。青看の矢印に行き先がない。
少し走って18:15に伊豆高原駅に到着。輪行して帰った。

地図のリンクは https://ridewithgps.com/routes/41303613

稲取から伊豆高原までの地図は割愛。今日の総走行距離94.7 km、獲得標高1675 mであった。ぬるい計画の割にはよく走った。やはり稲梓から稲取はワープして正解だったが、湯ノ沢以降はもう一度走らなきゃいけないな。
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