90. 熱函道路 前編
2023年11月
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箱根から伊豆にかけてはこれまで何回も自転車で走ったが、まだまだ未走行の峠道がある。一つずつ走っていこう。


今日は三島駅を9:50に出発。三島駅は第29回で箱根峠を越えて以来のちょうど10年ぶりだ。今日は、その一つ南の峠道を越えて、第29回のスタートの小田原を目指す。

まずは南に向かって走り始めた。

R1と交差してさらに進む。

コンビニで補給し、左折。大場駅の前を通り、写真の伊豆縦貫道の高架を潜る。前方にはこれから越えていく山並みが見える。

岐れ道の交差点で熱函道路r11に合流。ここには函南町の役場がある。現時刻は10:35で、今日はここからだ。

r11を上る。見づらいが、青看によると箱根峠まで20 km、熱海まで14 km。ここは現道を走っているので交通量が多い。この先で現道と旧道が分かれるので旧道へ。現道は熱函道路と呼ばれ、鷹ノ巣山トンネルで前方の稜線を越える。旧道は熱海峠に向かう。こちらの名称は熱海街道で良いのだろうか。

旧道は交通量が少なく走りやすい。この道は今もr11に指定されており、ヘキサが設置されている。

現時刻は11時。見通しの良い地点で小休憩。

再び1.5車線の道を進む。熱海市のあたみ歴史こぼれ話によると、この道は、大正時代にはバスも走った歴史のある車道とのことだ。特に、S9に丹那トンネルが開通するまでは東海道線が熱海を通らなかったため、大場駅からこの道を通って熱海に向かう人が多かったようだ。

ひたすら上り、軽井沢の集落に到達。

軽井沢を通過し、再びよい雰囲気の峠道を上っていく。

峠が近い。道の雰囲気も変わった。現時刻は12時前で、空腹だったのでこの地点で昼食休憩。

ここがこの峠道のよくわからない点だ。先ほどのあたみ歴史こぼれ話には、T13に三島熱海間のバス路線が開業されたと書かれていて、その経由地は十国峠となっている。その後S7に、現在のr20にあたる箱根峠から熱海峠の区間が有料道路として開削されたとのこと。その記述と、ここの雰囲気の変化は整合する。そうだとすると、r11から十国峠に繋がる別のルートが必要だが、その道がどこにあったのかわからない。

箱根峠から下ってきたr20と合流。r20は元有料道路だけあって高規格だ。

11年前の第13回の経路と合流したことになる。

熱海峠に到達。標高618 m。改めて見ると深い掘割だ。ここまで走ってきたr11旧道とは少し違う雰囲気をもっている。もちろん、改修により開削当時の姿とは違っている可能性はある。

慎重に下っていく。今回の自転車はDAHON K3なのでここの下りはとても心配だ。

r11とr20の重複区間であることを示すヘキサ。

凄まじい線形の激坂だ。おそらく昔はそれほど急勾配ではなく、道路の拡幅によりこうなってしまったのではないかと予想する。

姫の沢公園の前を直進し、r11・r20と別れた。この先のショートカットのため、熱海駅には下らず山沿いの道を走って直接伊豆山を目指す。

この道、下り一辺倒というわけではなくところどころにアップダウンがある。下りはかなりの急勾配で気を使う。

せっかく険しい道を苦労して下ってきたにも関わらず、この辺りで道を間違えた。

気づいたら熱海中学校の辺りを下っており、駅に向かってしまっている。急な下りなので自転車では戻る気になれないし、熱海の道は難しい。

地図のリンクは https://ridewithgps.com/routes/44986659

ここまでの走行時間は2時間半で、走行距離は26 km。よくないペースだが、ここまでほとんどが上りとブレーキをかけながらの下りだったのでこんなものだろう。
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