名古屋から関東に戻ってきて、今後の大きな目標の一つは東北地方の道を走ることだ。何年かかるかわからないが、少しずつでいいから走り進めていきたい。その足掛かりとして、東北地方の玄関口の一つといえる峠を越えよう。
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今日は日光を6:40に出発。日光は、第18回にいろは坂を上って金精峠を越えて以来の10年ぶりだ。 |
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霧降大橋を渡ってr247を今市方面へ。写真は霧降大橋から大谷川の上流側を望む。 |
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コンビニで補給し、材木町の交差点を右折して進み、大谷向の交差点を直進するとR121の旧道となる。ただし、旧道といっても現在もR121に指定されているようで、写真のようにおにぎりもある。今日はこの先ずっと、R121を走ることになる。
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少しだけ現道のバイパスを走る必要がある。この先の観光地までの距離を示す青看が現れた。 |
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バイパスでない方のR121は、中岩橋で鬼怒川を渡る。写真右手の旧橋はS10竣工で、現在は歩道橋として使われている。
現時刻は7:40。日光からここまで、ほとんど下りだった。ここから先は鬼怒川に沿って上ってゆく。ここからが今回の遠征の本番といえる。
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この道がR121会津西街道で、会津田島まで64 kmであることを示す標識。同様のものはこれまで見たことがなく、R121に特有の標識だが、この先にも何度も現れた。距離をつかめて助かった。 |
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R121が東武を踏切で跨いだ地点にあった白看。今市方面を振り返っている。直進方面が偉そうにしていて一見すると国道が分岐しているようには見えないが、この道幅に対して「止まれ」が強烈だ。 |
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鬼怒川の温泉街を望む。今日走っている鬼怒川左岸は正直言って厳しいと思った。 |
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8時半に龍王峡のPAで小休憩。 |
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再びR121を上ってゆく。写真は野沢橋の旧橋。竣工年はわからない。 |
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龍王隧道の旧道へ。ここは龍王峡の遊歩道として整備されているようなので問題なく走れるだろう。 |
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旧道は、中間地点から先は柵で封鎖されていた。少し迷ったが、せっかくなので侵入。写真のように少し荒れているが問題なく進める。 |
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そこでふと振り返ると、写真の穴を見つけた。旧龍王隧道。竣工年は不明。何も知らずに来たので、よく気づけたと思う。 |
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中を覗くと、人為的に埋められているようだ。埋められているということと旧隧道の位置を考慮すると、旧隧道はこの先で現隧道にぶつかり、反対側の坑口は現存しないのだろうなと思ったのだが、帰宅してネットで調べるとそれは間違いだったようだ。気づけなかったが、この遊歩道沿いに反対側の坑口もあったらしい。 |
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続いて三ツ岩トンネルの旧道へ。三ツ岩トンネルはH15の竣工なので新しい旧道だ。センターラインもばっちり残っており、快適に進む。 |
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だが、途中で様子が一変した。自分の嫌いな廃道化工事が行われている。 |
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迷ったが、旧道を進むことにする。舗装路の上に土が敷き詰められ、さらにランダムに木が植えられている。自然な廃道と違って、廃道化された廃道は通るべきルートが見えないので進みづらい。黙々と自転車を押して進む。 |
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三つ岩橋。S41竣工。ここだけは走りやすい。 |
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廃道化区間を脱出した。余計な疲労をしてしまったように思う。 |
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9:15に川治温泉に到達。川治温泉から先は鬼怒川の支流の男鹿川に沿って進む。 |
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川治温泉を抜けてひたすら上ると、右手に五十里ダムが見える。S31竣工の大ダムだ。
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青看が現れた。今日のゴールは会津若松の予定。ここからまだ87 kmもある。 |
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海尻橋。旧道はこの橋を渡って男鹿川の右岸から左岸に渡る。事前に調べたところこの先は通行止だったので、引き返す覚悟で渡っている。 |
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通行止地点に到達。これならこの先も行けそうだ。 |
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通行止区間にあった狭い区間を振り返る。 |
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通行止区間を脱出。ここは旧道ではあるが、まだR121に指定されている。なので、通行止を解除するための復旧作業が行われていて通り抜けできないことを想定していた。が、実際はR2からずっと放置されていた。徐々に廃道となっていくのだろうか。 |
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現道に合流してひたすら走り、三依の中心部に10:40に到達。 |
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三依橋の旧橋。親柱から、S27竣工であることを確認。 |
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さらに北へ。野岩鉄道を潜る。野岩鉄道はS61開業の3セク線なので新しい鉄道路線といえる。 |
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上三依に到達。ここで右手から尾頭トンネルを抜けてきたR400が合流してくる。この先、R121、R352、R400の3国道が重複する。
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写真では見づらいが、右手の稜線の最上部に道が見えた。現地では、高さや規模から塩那道路だろうと直感したが、正解だった。 |
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横川の待避所に11:35に到達。この先、R121現道は山王トンネルへ。旧道の峠道のガードレールが左手に見えている。 |
