85. 福島浜通り 前編
2023年3月
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今年度の福島シリーズの締めくくりに、ここを走ろう。未来がどうなるか、いつだってわからないのだけれど、今回が大きな区切りの回となるのは間違いない。どんな気分でゴールにたどり着くのだろうか。


今回は、前回のゴールの福島駅を7:20に出発。気合不足でこの時間になってしまった。まずは浜通りを目指して、かなりの距離を走る。写真は、奥羽本線を跨ぐ高架橋から、前回に挑んだ栗子峠方面を望む。冬を越し、すっかり雪山だ。

福島駅前を走り、r308へ。写真は松齢橋。T14竣工。これから走るR115相馬街道の旧橋といえる橋のはずだ。

R115の旧道と思われるr308を上ってゆく。福島県に特有の、数字が書かれていないヘキサ。

今日は3月で、朝はかなり寒い。遅めのスタートになるのは仕方がない。

振り返るとだいぶ高いところまで上ってきた。

8時に峠に到達。残念ながら名前はわからない。

この道は、塩の道としてかなり古い歴史をもつようだが、詳細はわからない。ネットと地図をざっと見た感じだと、福島の中通りと浜通りの間は阿武隈高地であり、山がちではあるものの険しくないためどこにでも道を付けられそうで、これに福島県の歴史が絡んで道路の変遷が複雑そうだ。

R115現道に合流し、一気に下る。

福島市から伊達市へ。旧霊山町のエリアだ。

セブンイレブンで休憩。8:50に出発。交差点を右折し、R349へ。

R349の旧道。この先の交差点を左折してR399へ。

R399はしょぼい規格で始まった。

ずっと進むと、r315との分岐に到達。R399はこの先の交差点を右折するが、どうやらその道はあまりお薦めでないようだ。

R399のおにぎり。とてもよい雰囲気で、この先楽しめそうだ。

きつい上りを上ってゆく。

かなり上ってきたことが分かる。この道、残念ながら古い車道には見えないが、どうだろうか。

前方にV字が見えた。峠だろう。

峠に見えたところまで上ると、突然、モニタリングのポストが現れた。0.273 μSv/hとのことだ。

現時刻はちょうど10時。伊達市から飯舘村へ。残念ながら、この峠も名前が分からない。標高は約520 mであり、福島の市街地と比べると450 mくらい標高を上げた。今日もよく上ってきた思う。

一気に下ってr12に合流。ヘキサとおにぎりの組み合わせが特徴的。r12が中通りと浜通りを結ぶメインルートの一つだからなのだが、この配置は珍しい。この先でR399とは別れ、r12を進む。

交通規制の案内が現れた。八木沢峠の区間に入ったということだろう。

ここは旧道へ。この先八木沢峠の標識が印象的。

ほとんど上ることなく、一直線の切り通しが見えた。あそこが八木沢峠だろう。典型的な片峠といえる。

実は、冬季通行止めを無視してここまで進んできたのだが、前方に道路の補修が行われているのが見えた。作業の邪魔になるとよくないので旧道を走るのは遠慮し、この地点で引き返した。旧々道もあるようだが、そちらも走らない。

11:10に八木沢トンネルを潜り、飯舘村から南相馬市へ。雰囲気が一変し、山岳道路となった。

八木沢峠道を下り、振り返る。前方の稜線の上が飯舘村だったのだろう。

12時前に、南相馬市の市役所前に到達。

南相馬の市街地を抜けるのにかなり手間取ったが、ようやく太平洋の際までやってきた。日本離れした海際の風景だ。

地図のリンクは https://ridewithgps.com/routes/42171468

ここまで67 km走ってきた。長いアプローチだったが、今日はここからが本番だ。
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