第65回に引き続き、静岡の奥地を走る。素晴らしいエリアを完璧な計画で走行するはずが、これまでの遠征で最大のアクシデントが待っていた。
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今回の起点は、第65回と同じ静岡駅。第65回よりも奥地を走行することを考慮して、静岡駅近辺に前泊し5:15に出発した。 |
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静岡駅からr27を北上する。右手には駿府城跡。静岡の中心部を走り抜ける。県庁前に「静岡」という地名に関する由来が記された石碑が設置されていたり、中々面白い。 |
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r27を北上していると、青看に今日のターゲットの一つである井川という名前が現れた。井川まで54 km。気が遠くなる距離だが、今日の道のりはさらに長い。 |
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第65回と同様に、R362に合流し、安西橋で安倍川を渡る。 |
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ただ、第65回と同様にR362を延々と走るのは退屈だ。羽鳥の交差点を左折し、牧ヶ谷橋を渡り、藁科川右岸のr207へ。 |
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r207は写真のように狭い箇所も存在する。しかし、待避所の標識があることからわかるように、車道としての歴史がそれなりにあるようだ。 |
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R362現道に合流し、少し進むと6:35に写真の分岐に到達。第65回ではここを左折して洗沢峠に向かったが、今日は直進して富士見峠を目指す。 |
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r60に入ると早速、CAUTIONの旧制標識が素晴らしい雰囲気とともに出迎えてくれた。 |
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井川まで46 km。まだまだ道のりは長い。 |
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大型車通り抜け不可能であることを予告する標識。静岡駅から井川には路線バスも通じているようだが、r189を走っているようだ。 |
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大川の集落に到達。中学校や郵便局もある、しっかりとした集落だ。 |
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r60のヘキサ。路線名から予想されるように、r60は井川のはるか先まで続いている。 |
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大川を抜けると、再びr60から人の気配がなくなった。 |
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視界が開けた。遥かに遠いが、この先、前方の尾根を越えてゆくのだろう。 |
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大間の集落を進む。第65回といい、かなり標高の高い地点に集落があることに驚く。 |
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笠張峠まで10 kmの標識。まだまだ楽はできなそうだ。この辺りは路面が荒れている。 |
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再び林の中を進む。右手は杉の植林地で、左手は原生林だ。 |
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大間の集落の前に見えていた尾根がかなり近くなった。 |
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9:15に、一つ上の写真の尾根に到達。標高961 m。切通しの先は横沢。この切通しには何らかの名前が付いていてもよさそうだが、現時点では不明だ。 |
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先程とよく似た景色が、再び現れた。前方の尾根にちらちらと道が見えているが、おそらくr189。笠張峠の辺りで合流する。小さくて見えないが、ガードレールに取り付けられている標識によると、笠張峠まで4.5 km。 |
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延々と走り、9:45にピークに到達した。標高は約1100 m。r189との関連でちょっとややこしいんだけれど、この辺りが笠張峠だろうか。 |
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ピークを越えると、すぐにT字路が現れる。右手はr189で静岡に向かう。後で調べると、r189経由の方がr60経由より距離が短かったようだ。 左折して富士見峠へ向かう。ここから先、少しは下るかと期待したが、ほとんど上りだった。
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10:04に富士見峠に到達。標高1184 m。 |
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富士見峠を越えると前方の景色が一変した。南アルプスを望みつつ、井川に向けて一気に下る。 |
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前方に湖面が見えた。写真を撮ろうと自転車を右に寄せた瞬間、前輪がパンクした。 路肩に入った瞬間にパンクしたので、おそらく何か踏んだのだろう。舗装路でのパンクは初めてだ。まあ長く走っているとそういうこともあるかと思いつつ、予備のチューブと交換した。
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