66. 井川 前編
2018年7月
← 65. 千頭 後編
66. 井川 後編 →
戻る

第65回に引き続き、静岡の奥地を走る。素晴らしいエリアを完璧な計画で走行するはずが、これまでの遠征で最大のアクシデントが待っていた。


今回の起点は、第65回と同じ静岡駅。第65回よりも奥地を走行することを考慮して、静岡駅近辺に前泊し5:15に出発した。

静岡駅からr27を北上する。右手には駿府城跡。静岡の中心部を走り抜ける。県庁前に「静岡」という地名に関する由来が記された石碑が設置されていたり、中々面白い。

r27を北上していると、青看に今日のターゲットの一つである井川という名前が現れた。井川まで54 km。気が遠くなる距離だが、今日の道のりはさらに長い。

第65回と同様に、R362に合流し、安西橋で安倍川を渡る。

ただ、第65回と同様にR362を延々と走るのは退屈だ。羽鳥の交差点を左折し、牧ヶ谷橋を渡り、藁科川右岸のr207へ。

r207は写真のように狭い箇所も存在する。しかし、待避所の標識があることからわかるように、車道としての歴史がそれなりにあるようだ。

R362現道に合流し、少し進むと6:35に写真の分岐に到達。第65回ではここを左折して洗沢峠に向かったが、今日は直進して富士見峠を目指す。

r60に入ると早速、CAUTIONの旧制標識が素晴らしい雰囲気とともに出迎えてくれた。

井川まで46 km。まだまだ道のりは長い。

大型車通り抜け不可能であることを予告する標識。静岡駅から井川には路線バスも通じているようだが、r189を走っているようだ。

大川の集落に到達。中学校や郵便局もある、しっかりとした集落だ。

r60のヘキサ。路線名から予想されるように、r60は井川のはるか先まで続いている。

大川を抜けると、再びr60から人の気配がなくなった。

視界が開けた。遥かに遠いが、この先、前方の尾根を越えてゆくのだろう。

大間の集落を進む。第65回といい、かなり標高の高い地点に集落があることに驚く。

笠張峠まで10 kmの標識。まだまだ楽はできなそうだ。この辺りは路面が荒れている。

再び林の中を進む。右手は杉の植林地で、左手は原生林だ。

大間の集落の前に見えていた尾根がかなり近くなった。

9:15に、一つ上の写真の尾根に到達。標高961 m。切通しの先は横沢。この切通しには何らかの名前が付いていてもよさそうだが、現時点では不明だ。

先程とよく似た景色が、再び現れた。前方の尾根にちらちらと道が見えているが、おそらくr189。笠張峠の辺りで合流する。小さくて見えないが、ガードレールに取り付けられている標識によると、笠張峠まで4.5 km。

延々と走り、9:45にピークに到達した。標高は約1100 m。r189との関連でちょっとややこしいんだけれど、この辺りが笠張峠だろうか。

ピークを越えると、すぐにT字路が現れる。右手はr189で静岡に向かう。後で調べると、r189経由の方がr60経由より距離が短かったようだ。
左折して富士見峠へ向かう。ここから先、少しは下るかと期待したが、ほとんど上りだった。

10:04に富士見峠に到達。標高1184 m。

富士見峠を越えると前方の景色が一変した。南アルプスを望みつつ、井川に向けて一気に下る。

前方に湖面が見えた。写真を撮ろうと自転車を右に寄せた瞬間、前輪がパンクした。
路肩に入った瞬間にパンクしたので、おそらく何か踏んだのだろう。舗装路でのパンクは初めてだ。まあ長く走っているとそういうこともあるかと思いつつ、予備のチューブと交換した。

地図のリンクは https://ridewithgps.com/routes/41455791

10:45にパンク修理を終えた。ここまでの走行距離は58 kmなので、スタートからの平均速度は約10 km/hと遅めのペースだが、静岡の市街地から富士見峠まで1100 m以上標高を上げてきたので仕方がないように思う。
inserted by FC2 system