27. 山古志 前編
2013年8月
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H16中越地震によって元の地形が想像できなくなるほどの被害にあい、かつ、その地震に耐えた日本最長手掘隧道をもつ旧山古志村。次回の前座の遠征であるため村中を走り尽くすという訳にはいかないが、少しだけこの村の道を味わおう。


今回のスタートは第17回ゴールの越後湯沢だ。時刻は12:40。今回は2日連続で走る予定なのだが、明日のコースがかなり厳しいので、体力温存のために今日は午後から走ることにした。
今日のゴールは小出の予定。湯沢から小出までまっすぐ走るだけだとさすがに楽勝すぎるので、いくつか寄り道しよう。

R17旧道のr351を進む。今日は残念ながら三国峠方面は雲に隠れて見えないが、第17回で走った道のりを思い出しながら走った。今日の前半は完全に第17回の続編である。

ガーラ湯沢駅の付近で現道に合流し、少し走って再びR17旧道と思われる道へ。写真はS10竣工の國府澤橋。

旧道から湯沢方面を望む。この谷間に新幹線、在来線、高速道路、国道の全てが収束しているのが一望できる。

旧道は砂利道になったので現道へ。この先長いのでパンクのリスクは冒したくない。上越線を潜った先で左折して再び旧道へ。写真は石打の旧道沿いの町並み。

砂押で現道に合流し、上越国際スキー場の前を通って塩沢で再び旧道へ。写真の青看は塩沢町のままだ。

塩沢の町並み。塩沢宿の雰囲気を残そうとしているのが伝わってくるが、少し作りすぎにも思える。現時刻は13:30。

竹俣の交差点をクロスして旧道っぽい道は続く。清水峠を越えてきたR291に合流して六日町の中心部を通り、現道を一瞬走ったのちr364へ。
新潟県をまともに走るのは今日が初めてといえるのだが、新潟県道にはヘキサが少ないように思う。県道を走っているという確信がもてないので、r364のようなややこしい県道を走っていると不安になる。

二日町橋のあたりで迷ったが、何とかr364に復帰。写真の道なんてどう見ても田舎の農道にしか見えないんだけど、デリニエーターが助けてくれた。

上越線を潜るところでまた迷ったが、勘で進むと今度は橋に助けられた。さすがにR17旧道ではないようにも思えてきた。
その先の五日町駅で少し休憩。工場が駅の借景だな。現時刻は14:25。ここまで1 h45 minで25 km走ってきた。ずっと緩やかに下っていることを考えると、少し遅めのペースである。

R17と九日町で一度クロスし、写真の一村尾で合流。この絵はまさに旧道である。

浦佐の交差点から再び旧道のr71へ。数百m走ると自動的にr363へ。r71は小千谷まで続く未開通県道である。浦佐の駅前をちょうど15時に通過し、再びR17現道へ。
写真は合流地点の手前にあった上越新幹線とのクロスポイント。鉄道と道路という違いはあるが、上下の二路線を隔てる時間はおそらくたった二、三十年である。これだから近現代のインフラを辿るのは楽しい。

八色駅からr128へ。今回の遠征で初めてヘキサを見たかもしれない。
魚野川に沿って素直に数km進むと小出に着くんだけど、ここから寄り道しよう。まずは旧三国街道の栃原峠を目指して上る。

栃原峠の上り。センターラインはないが十分に広い道幅で峠道は続く。

下界を見渡せるようになった。手前にはここまで上ってきた道が見える。

15:40に栃原峠に到着。標高は約300 m。八色から30分程度で上ってきた。街道は異なる鞍部を通っているようで、残念ながら県道にそれを偲ばせるものは皆無である。峠の名称を示す物もなし。この峠は南魚沼市と魚沼市の市境を跨ぐはずなのだが、その標識すらないのは謎だ。

かなり下ると旧街道の入口を示す案内看板があった。ここまであまりに何もなかったので、こんなものでも見つけると嬉しい。

一気に下って堀之内に15:50到着。自動販売機で休憩したのだが、コーラを爆発させてしまいグローブがコーラまみれになってしまった。仕方ない今晩洗濯しよう。

地図のリンクは https://ridewithgps.com/routes/41348864

ここまでの総走行距離は43 km。約3 h走ったのでこんなものか。ここまでは完全に第17回次回を繋ぐためのコースだ。今日の本番はここからである。
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